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神奈川県のギフチョウ Ludorfia japonica in Kanagawa Pref.

(2016/03/13更新)

 神奈川県のギフチョウ・・私は、それを語るには、あまりに経験が乏しい。
 しかし、想像するに、全般的に絶滅寸前の産地となった中で、一部での保護増殖活動により、局所的に個体数を回復したという存在なのではないか。すぐ山を隔てた東京都下での産地は、現在のところほぼ絶滅しただろうことを考えれば。
 保護増殖活動といっても、他の産地の個体を放つという手法もとられたようで、地域変異を命とする真のギフチョウファンからは、非難の雨あられ。
 現在は、監視員が捕まえては、富士川産や新潟産など他の地域の形質が書き込まれたマニュアルと絵あわせをして、他産地の傾向が現れたチョウを「まびき」している活動をされていた。そんな方法で遺伝子を元に戻そうということも、どこかおかしい気がしたが、手をこまねくだけよりはましだろうか。

 監視員の目が厳しい甲斐があってか、この保護地ではたいへん個体数の多い状況が観察された。次の段階としては、ここからじわじわと分布と生息数を増やしてほしい。

 

■食草

    ランヨウアオイ、カギガタアオイ

■法令等による保護

    神奈川県

    神奈川県文化財保護条例

    県指定天然記念物「ギフチョウとその生息地」(S57.12.28指定)
    所在地:相模原市緑区(旧藤野町全域)

 

 

 Photo & Essays

■ハイスピード動画

ギフチョウの占有飛翔と追尾1(300fps)

(2005/04/06 相模原市)

ギフチョウとヒオドシチョウの追尾(600fps)

(2005/04/06 相模原市)


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