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長野県のギフチョウ Ludorfia japonica in Nagano Pref.

 (2016/03/15更新) 

 長野県のギフチョウは、飯山市から小谷村にかけての新潟県境と白馬村を中心とする北部地域と飯田市を中心とする南部地域の異なる2つの分布域に分かれて棲息している。
 また、イエローバンドと呼ばれる変異型が現れる白馬村産や、日本で一番「黒いギフチョウ」と言われる飯田市周辺産という、個性豊かな魅力的な個体群でもある。

 しかし、ことに飯田市周辺の南部産は、個体数が少なくなっているようで、由々しき状況にあるのではないか。少なくとも、私はめったなことで会えなくなってしまった。まちでは天然記念物に指定して採集等を禁じ、また地元での保護活動は、全国でも先例となるものだったようだが、その成果はいかに。その生長に期待するほかない。

 また、飯山市や、白馬村は、本種とヒメギフチョウの生息域(リュードルフィアライン)が重なる両種が混棲する少ない産地の一つで、天然記念物指定して採集等を禁じている。
 白馬村は、田淵行男のギフチョウのフィールドだったこともあり、いつ赴いても感慨深く思う。

■法令等による保護

■中信のギフチョウ

 ○食草:ミヤマアオイ

   

  

  

■南信のギフチョウ

 ○食草:ヒメカンアオイ

   


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