|
|
ヒメギフチョウ Ludorfia puziloi (Erschoff, 1872) |
(2016/03/28最終更新) |
ギフチョウをさらに小さめにして、やさしくたおやかにしたチョウ、それが本種だ。
いつもこのチョウがごく早春の時期に現れるということを実感する。ギフチョウも早春のチョウではあるが、林が新緑の芽吹きでにぎにぎしくなっている時期に現れるのに比べれば、はるかに早い時期、スプリング・エフェメラルの中でも、真に早春を先駆ける存在。 ギフチョウとの相違点として、オスの頂上占有がそれほど強くないことも感じる。ギフチョウの場合、オスは、頂上の開けた場所を、繰り返し周って、エリアに入るほかのオスをかなりしつこく追尾するものだ。それに比べて、本種は、斜面に沿って飛んで登った結果として通過する程度の感じで、なわばりにはあまりこだわらないように思う。 |
|||||||||||||||||||||
■環境省レッドリスト(2015):準絶滅危惧(NT)■法令等による保護
ヒメギフチョウ 本州亜種 Luehdorfia puziloi inexpecta Sheljuzhko, 1913 |
|||||||||||||||||||||
■生態写真□東北地方のヒメギフチョウ○食草:ウスバサイシン、オクエゾサイシン |
|||||||||||||||||||||
□中部地方(長野県・山梨県)のヒメギフチョウ○食草:ウスバサイシン |
|||||||||||||||||||||
□関東地方(群馬県 赤城山)のヒメギフチョウ○食草:ウスバサイシン
|
|||||||||||||||||||||
■ハイスピード動画ヒメギフチョウ探雌飛翔〜着地(300fps)
2008/04/29 長野県白馬村(EX-F1で撮影) |
|||||||||||||||||||||
|