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ベニモンアゲハ
 Pachliopta aristolochiae interposita

(2009.12.19最終更新)

 

 

 2006ロードでは、3日目の石垣島に戻ってようやく青空が戻ってきた。とたんに強い日差しがジリジリと肌を焼く。そんなときにふらっと現れたのがこのチョウだった。

 シロオビアゲハかと思ったが、ずんぐりした雰囲気と、腹の赤さから別の種であるとわかった。シロオビアゲハの赤紋型のメスと似ているが、シロオビアゲハの方が、鳥などから避けるために、毒のあるこのチョウに擬態しているというのが通説だ。特にメスの赤い班紋の鮮やかさもこちらが数段上か。
 同じウマノスズクサの仲間を食べるジャコウアゲハに雰囲気は似ている。

 松香宏隆著「日本産蝶類分類一覧」『カラーハンドブック 蝶』(PHP研究所、1994)」)によれば、本種は、1968年から八重山で定期的に発生し始め、その定着以後に、それまで記録がなかったシロオビアゲハの赤門型が出現したということだ。

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