モンシロチョウ　Pieris rapae crucivora

交尾
（２００１．５．２６　山梨県中道町）

　春ながら強い日差しの下で、小さなキャベツ畑にも白いチョウが盛んに飛び回っていた。誰でも名前は知っているモンシロチョウだ。メスは次々とキャベツの葉に産卵していく。1回の時間は意外に早い。よく見れば、どの葉にも細長い卵がついている。
　一年を通じて、市内のどこでも見られる。その年の初見日や末見日の話題がちょっとした風物詩。２０００年には、隣の岡部町で１１月１９日に目撃した。

　キャベツ畑といえばこのチョウだけれど、市内全体では、そっくりな次種スジグロシロチョウのほうが数が多いようだ。
　春の唐沢川の土手は菜の花で一面に黄色で彩られる。黄色いじゅうたんの上を、せわしく飛ぶ様子は平和そのもの。

産卵のようす（右）
（２００１．４．１５　埼玉県深谷市中瀬）