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ミドリヒョウモン  Argynnis paphia tsushimana

ミドリヒョウモン
(2003/07/05 群馬県吾妻町)

 もしも、これからヒョウモンチョウを見分けられるようになろうと思っている人がいたら、まず、このチョウがお勧めだ。(そんな人いるのか?)
 ヒョウモンチョウの仲間は、翅の表の模様をみてもどれも似たように見えて、なかなか違いがわかりにくい。 しかし、このチョウの場合は、裏面でとても見分けやすい。名前の由来となっている、3本の緑色のラインが、後ろ翅の裏面にならんで渋く輝いている。

 また、ヒョウモンチョウの仲間では、このチョウがもっとも分布も広いし数も多くて、見かける可能性が高いだろう。といってもあまり都市近郊ではダメ。やはり、やや山地から高原というところがよい。北海道から九州まで分布している。食草はタチツボスミレなどということで、えさに困らないためだろう。

2014/09/15 (埼玉県深谷市上柴地区)

 深谷市においては、合併前の岡部町と熊谷市では記録があったが、市内ではなかなか確認できないでいた。
 2008年9月に藤沢地区櫛引で確認できた。その後、2014年、2015年と、ごく市街地の上柴地区において、ニラの花に訪れるメスを確認・撮影している。
 少ない確認件数からだが、秋に限られていることは、周年の生活環で平地に降りてきたときの邂逅と推測する。

■深谷市における記録

2008/09 藤沢地区
2014/09/15 上柴地区
2015/

ミドリヒョウモン

蜜が好き。アザミの花に群れていた。(2003.8.23 長野県川上村)

ミドリヒョウモン追尾

オスはメスを求め…。

 

2014/09/15 (埼玉県深谷市上柴地区)


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