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オオイチモンジ Limenitis populi jezoensis |
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タテハチョウの仲間でも大型で、凛とした独特の雰囲気と黒白と翅裏のチョコレート色の色彩で、多くの愛好家を魅了する。
名前はイチモンジチョウの大きいやつというくらいの意味。イチモンジチョウは、どこでもみられるチョウだけれど、こちらは北海道以外では、中部山岳も、上高地を中心にその周辺のごく限られた場所でしか会えない。 |
夕刻、川べりの堤防に吸水。 |
飛び立っても同じ場所に戻ってきた |
本州では、1500m辺り以上の地域にすんでいるので、高山蝶の仲間に数えられている。
出会えるポイントは、川が近くを流れていることが条件。また、護岸ブロックや橋、林道の斜面など人間くさいところがよい。 |
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また、このチョウは、希少性と裏腹に、とぼけた味わいも一番。実際に、このチョウと会うと、おおらかでのんきな性格に驚くだろう。 |
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網をかぶせても、網に入っていないので逃げられたのかと思ったら、そのまま止まっていた、という話も聞いたことがある。(ちなみに群馬県、長野県では採集禁止となっている。念のため) ところで吸水は、「吸水」といっても水のないような岩もよくなめている。この行動の目的は、水分補給というよりも塩分などのミネラルを摂取しようとしているのではないだろうか。 |
♂ 石の表面を熱心になめる |
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