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ヒカゲチョウ Lethe sicelis

♂ 見張り占有行動
(2002.7.6 深谷市東方 )

 6月から7月の梅雨の真っ盛りの時期に、現れる。多化性で8、9月にも発生するとのことだが、どうも蒸し暑い梅雨どきのイメージが強い。
 林のある環境では、極端にたくさんいて、次々と追いかけあっている姿を見ることができるだろう。
 しかし、離れるとぱったりと見られない。めずらしいというチョウではないけれど、なかなか場所にうるさい種類なのかもしれない。

 すでに夕方であったが、うす暗い林内の下草のササに、メスが次々と産卵していく様子を観察できた。
 サトキマダラヒカゲが一箇所にまとめて産卵して卵塊を作るのと異なり、本種は、手早く一つずつ産んでゆく。


樹液を吸蜜
(小さいのはヒメジャノメ)


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