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草原の環境は、日本で最も失われつつある環境だという。「草原」と聞いて、ススキ野原のような、同じ種類の草で埋め尽くされた、味気ない原っぱを想像しないでいただきたい。いわゆる「自然草原」と呼ばれる、湿潤で、四季折々にとりどりの花が咲き競う、豊かな草たちが繁る野原を思い描いてほしい。

(2017/08/01 更新

 この草原は植物が多様であるように、また、多様な動物たちの生命を育んでいるのだ。その草原の環境が、急速に失われている。

 草原の環境には、森林のチョウと対照的に、この草原の環境にしかいないチョウたちが住んでいる。
 そして、このチョウたちは、各地で草原環境が失われるのと運命を同じく、その数を急激に減らしているのだ。

ヒメシロチョウ

アサマシジミ

ゴマシジミ

クロシジミ

コヒョウモンモドキ

ヒョウモンモドキ

ウスイロヒョウモンモドキ

ウラギンスジヒョウモン

ヒメヒカゲ

チャマダラセセリ

ホシチャバネセセリ

アカセセリ

コキマダラセセリ

 鳩山邦夫氏は、草原でのチョウ探しには、独特の楽しさがある、と著書で述べられていた。全く同感である。夏の暑い盛りに、大汗をかきながら、なかなか会えないチョウを探して、深い草をかきわけ、刺に服を破かれ、腕に切り傷をつくり、足の痛いのをこらえながら歩きまわるのは、知らない人から見れば何という愚行であろう。

 しかし、ムンと鼻をくすぐる草いきれ、苦労の末にようやく出会える貴重なチョウたち。苦労を上回るこの楽しさはなんだろうか。

 そうして出会った草原のチョウの写真をご覧ください。


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